5月を検証してみる

 5月5日が開店記念日という事もあって、その日を挟んだ期間に何かしらのイベントを行ってきました。お店としての一つの区切りであり、お客様へ感謝の気持ちを伝えることが目的であり、何が最も良いやり方かは別として、今の自分に出来る方法で行っています。

 昨年は上旬にコーヒー豆の割引を実施し、今年は記念品をお配りしたこともあって、お客様の反応やイベントを行うことに対する意味を改めて考える機会にしたいと、6月に入ってからコーヒー豆の販売データを集計しグラフにしてみました。

 コーヒー豆の割引を行った昨年は、一定期間にとても多くの方々に利用していただき、なおかつ、自家用以外にもお使い物として購入される方もみられました。そうした反動もあってか、中旬までは販売数が落ち込む現象もあり、一か月を通すとムラのあるグラフが目につきます。

 それとは対照的に、週末にコーヒー豆の販売が増えるグラフとなっているのが今年です。記念品による偏った販売数の増加もなく、(今もお配りしています)この店としての平均的な販売状況が見てとれます。実際のところ、5月一か月間の販売数は昨年を少し上回る程度になりました。

 それなら、コーヒー豆の割引という形でのイベントには意味がないのかというと、必ずしもそう言い切れない部分もあります。確かに販売数はイベント期間中急激に増えますが、割引があることで売上金額はその分減少します。ただ、

・記念品に係る費用負担が生じる

 お客様へお配りした記念品の準備には、コーヒー豆の割引額+アルファで準備したことから、それなりの費用負担が生じた。

・来店間隔の空いた方への集客

 しばらく来店されなかった方が、コーヒー豆の割引という魅力で来店いただいたケースもあった。

・贈答用に購入されることのPR効果

 割引があるからと、親せき友人への贈答用に購入されたことから、受け取られた方へのPR効果にもなる。実際に、「〇〇さんから頂いたコーヒーが美味しかったら来ました。」という声もあった。

 そうしたイベントによる効果を見定めながらも、「お客様への感謝の気持」を最優先に考え、「もう〇年経過したんですね!」といった共感してもらえるような機会となる施策にしたいものです。実はこの、「自分たちの店」と感じてもらえるかどうかが一番大切な部分であり、この店の存在意義でもあるのです。

 そんな事を考えてみる6月の上旬なのでした。

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コメント: 2
  • #1

    らくそう (水曜日, 06 6月 2018 07:32)

    縦軸がないよ。昨年比で比較はできるけれどね。

  • #2

    まめ蔵 (水曜日, 06 6月 2018 08:41)

    あえて曖昧な表現にしているんですよ。規模の小さい店ですから恥ずかしいじゃないですか。