気になるピンク

 ピンクっていいですよね。柔らかく優しい印象をもつピンクは女性的なイメージが強くあります。実際、戦隊物でも秘密戦隊ゴレンジャーではモモレンジャー、ジャッカー電撃隊ではハートクインという具合に、ほとんど女性隊員だったりします。ただし、戦隊ヒーロー「ドラゴンフォー」のドラゴンピンクの中身は強面俳優、寺島進なんてこともありますが。
 そんなピンクという言葉に魅力を感じて焙煎してみたのが、「ピンクブルボン」です。先日受信した生豆商社のメールに、『こんなに甘い香りってあるんだ!ぜひ皆さんにも感じて頂きたい、感動と衝撃です。レッドブルボンとイエローブルボンの自然交配種であるピンクブルボン。名前の通りピンク色に熟す、とても珍しい品種で。』ってPRされたら、どうしても飲んでみたくサンプル用に取り寄せ焙煎してみたのです。
 生豆商社の商品説明によれば、「通常、コーヒーの実は赤く熟します。最近では黄色く熟すものもよく見かけるようになってきましたが、このピンクブルボンはその名の通りピンク色に熟すとても珍しい栽培品種です。この希少なコーヒーは、ウイラ県の最南部に位置するSan AdolfoのEL Jardin村で大切に育てられています。ピンクブルボンの起源には諸説あるようですが、レッドブルボンとイエローブルボンの自然交配種で、その特徴の一つに、コーヒーにとっては最も恐ろしい病気の一つであるさび病への耐性があります。大規模なさび病により多くの木が壊滅的なダメージを受ける中、耐性のあるこのピンク色の果実は発見されたと言われています。また、色、形が違うだけでなく、飲んでみると従来の栽培品種とは明らかに違うカップ特徴があったことから新しい栽培品種として認知され、以降、他の栽培品種と分けて栽培されるようになりました。」だそうです。
 随分長い説明となりましたが、焙煎度合を思い切って浅煎りにしてみたところ、意外と酸味はきれいで飲みやすく、フルーツの複雑な香りが口の中に広がります。「こんなに甘い香りってあるんだ!」って程の衝撃はないものの、確かに美味しいコーヒーであることには間違いなく、午後の一杯に飲みたくなるコーヒーでした。そして、名前にピンクが付くように女性的な雰囲気がします。
 今回はコロンビアのピンクブルボンでしたが、エル・サルバトルでも栽培されているようです。希少品種であるものの、価格的にお店で取り扱えないほどではないけれど、こうした味覚のコーヒーを好む方がどれだけいらっしゃるかを考えると、正直、二の足を踏んでしまいます。さて、どうするか?