ロケ地散策

 恵那市岩村町に住む恩師に会いに行く途中、朝ドラ「半分、青い。」のロケ地となっている岩村町の街を歩いてみることにしました。
 「楡野鈴愛と萩尾律が渡っていた飛び石」、「楡野仙吉が自転車で転倒した場所」、「楡野晴と楡野宇太郎が子供を産むかどうかを話していた川沿いの道」、「BOUTIQUEおしゃれ木田原」を横目で見ながら歩き、「ふくろう商店街」という設定になっている本通り西町商店街を散策します。
 各商店には、ロケのために昭和風セットされた使用前・使用後が分かるようパネルが飾ってあります。また、観光客用の休憩所も「ふくろう休憩所」の看板を掲げたり、「ようこそ、ふくろう商店街」とかかれた顔出し看板が設置されるなど、ドラマのふくろう商店街を前面に出して、「ここは岩村じゃないの?」って昔から知っている者にとっては少し違和感も持ってしまいます。
 5月5日には、「昭和の演出!ふくろうまつり開催!」として、連続テレビ小説「半分、青い。」に登場する、ふくろう商店街のロケが行われたことを利用し、本通り西町商店街の町並みを昭和色に演出。昔懐かしい商店街らしく、駄菓子屋、メンコ大会、大衆酒場「葵」、ミゼット展示などで盛り上がったそうです。その日の人出は凄まじく、地元の人いわく「有史以来の人出!」だったそうです。(誰が調査したのか?)
 なお、この「ふくろうまつり」は今後も開催される予定で、
6月17 日(日曜日)
7月28 日(土曜日)※土曜夜店と共催
8月 5日(日曜日)※夏まつりと共催
8月26 日(日曜日)
10 月6日(土曜日)※秋まつりと同時開催
11 月4日(日曜日)※おかげまつりと共催
といったスケジュールになってます。
 実際、平日の10時半頃にも関わらず、駅周辺には個人やグループで訪れる人、酒蔵周辺には観光バスから大勢の人が歩いてくる様子を見ると、「販売する吾平餅がなくなった!」とか、「テレビで紹介されたソースカツ丼が昼前に完売しちゃった!」という話が現実の話として理解できます。
 岩村町として話題性もあって観光名所としての知名度もアップしますが、急激な観光客増加で駐車場とトイレの整備が間に合わず、抜本的に税金を投入して整備を行うにしても、朝ドラ終了後の反動も危惧されることから、当面は平日に出かけることが一番良いのかもしれません。
 個人的には、ふくろう商店街よりも「岩村城下町」としての魅力の方が強いと思いながら、定番土産の「かんからもち」を買い求めるのでした。