メンテナンス講習会

 久しぶりに大阪のなんば駅を降り、開業前に幾度となく通った富士珈機大阪本社へ向かいます。今日は、1kg焙煎機(R101)のメンテナンス講習会が行われ、焙煎機のメンテナンス方法や部品の取り換え方法等の指導を受けることになっているのです。自家焙煎店として開業を決めてから、色々な焙煎機を触ってきましたが、この富士珈機では、250g焙煎機(ディスカバリー)、1キロ焙煎機、3キロ焙煎機と何種類もテスト焙煎を行ってきたことから、担当者からも、「お久しぶりです。」と声をかけられました。確かに3年以上間があるので、久しぶり感があります。
 富士珈機は焙煎機やコーヒーミルなどの周辺機器の販売を行う、日本で一番のシェアを誇る会社なんですが、浪速の街工場の一角にある町工場といった感じの会社で、以前は一階に組み立てられた大型の焙煎機を見て、やはり焙煎機メーカーなんだと思ったものでしたが、今回行ってみると、工場部門は別に移ったようで、すっかりリフォームされています。
 急な階段を上って2階のセミナールームへ向かうと、既に何名かの参加者が集まっています。三重、奈良、京都、大阪、香川など、様々な場所から参加されており、同じ小型の焙煎機を使用していても、規模や経営スタイルは異なっているようです。しかし、意外にも自分よりも年齢の高い人が半数以上で、開業から1年から7年という点では、セカンドライフで始められた方が多いように感じました。

 焙煎機のメンテナンスについては、これまで自己流で行ってきた以上にしなくてはいけないようで、ほぼ分解状態までパーツを外して細かく説明してもらい、将来、交換しなければいけない部品についても理解できたことは有意義でした。上手にメンテナンスすれば三世代利用できるとのことでしたが、長く相棒として利用できるように手入れをしたいものです。