yama5ya(ヤマゴヤ)へ

 観光施設に置いてあったフリーマガジン「a un」(あうん)2018年春号に掲載されていた、恵那市美郷町佐々木にある、畑の中の食堂「yama5ya(ヤマゴヤ)」へ行ってきました。

 今回の「a un」の記事は岐阜県に移住した人たちを特集しており、三郷町という比較的近くであって、記事に掲載された写真が素敵だったこともあり、ちょっとミーハーなノリで出かけてしまったのです。そんな気分にさせたのも、記事を見たのがお昼で、お腹が空いていたからなのかもしれません。

 場所は道の駅「らっせい三郷」から恵那市中心部へ向かう途中、三郷小学校の脇の細い道へ曲がります。駐在所、診療所を過ぎると小さな木製プレートに「yama5yaココ!」と書かれた路地へ行くと、畑の先に、白くてかわいい居住スペースの建物とログハウスのカフェが見えてきます。

 本当に畑の中の食堂というだけあって、周辺には色々な作物が植えられ、そうした色とりどりの野菜を中心とした食材を使ったスープ・プレートランチ(1500円)を注文しました。待っている間、フリー・マガジンの書かれた御夫婦が移住してきた馴れ初めを読んでいると、温かな「きのこと野菜のスープ」とプレートに盛られた美味しそうな食事が運ばれます。

 店主から個々の料理の説明を受けますが、いっぱい種類があって覚えられません。唯一覚えているのが、「エビフライのような物に付けてお召し上がりください。」と言われた、プレートの中心に横たわっているフライです。食べてみると甘いニンジンで、その奥に盛られたサラダの中には、コゴミとツクシが隠れていました。目の前の小窓から見えるの畑から、採れたての野菜が盛り付けられたことを実感しながら、三郷の丘からの景色とともに食事を楽しんだのです。

 栃木のフレンチベジタリアンで経験を積んだ料理を堪能した後には、小さなカップのコーヒーとデザートが出てきます。「となりの棚に本がありますよ!」と声をかけていただいたので覗いてみると、いくつかの雑誌や本の中に「百姓かるた」が目にとまります。読み札を見ていると楽しい言葉がいくつもあり、それに合う絵札を並べて遊んでみます。

 今日は、一人でゆったりとした時間を過ごした昼食になりました。