エッグコーヒー

 昨晩、ラジオを聞いていると、『エッグコーヒーで有名な「CAFE GIANG(カフェ ジャン)」が2号店として、横浜に日本初上陸します。』とパーソナリティーが言っています。エッグコーヒー?何じゃ?ウインナーを添えたコーヒーがウインナー・コーヒーだと勘違いしていた頃のように、コーヒーの中に卵が入っているのか?はたまた、卵の中にコーヒーが入っているのか?などと想像してしまいます。
 続けて内容を聞いていると、CAFE GIANGは、ベトナムの首都・ハノイの旧市街にあるカフェの中でも古い「エッグコーヒー」発祥のカフェだそうで、1946年の牛乳が手に入りにくい時代に、現在のオーナーの父が牛乳の代わりに泡立てた鶏卵の黄身部分を使うことを考案し、エッグコーヒーが生まれたそうです。
 カフェ文化が華やかなベトナムのハノイ発祥であるこのコーヒー、現在では、卵とコンデンスミルクでカスタードクリーム状に泡立てたものをコーヒーの上にのせ、よく混ぜてから飲むそうです。クリームは濃厚でなめらかであり、まるでカスタードクリームやティラミスを飲んでいるような感覚なるんだとか。
  本当か?ってことで、早速お店に入ってからエッグコーヒーにチャレンジしてみることに。ベトナムのロブスタを挽いて、ベトナムコーヒー器具で淹れます。事前に準備した卵黄と練乳を混ぜて泡立てたものを、コーヒーの上にそっとのせ、何となくネットの画像と同じになりました。スプーンでしっかり掻き混ぜ口に含むと、普通のベトナムコーヒーが卵黄で少しなめらかになった感じです。でも、ロブスタの香りがいつまでも口の中に残ります。

 ラジオのパーソナリティーは原稿を読み上げるだけなんでしょうが、一度飲んでもらいたいものです。もっと練乳を入れれば飲みやすくなるものの、とてもカスタードクリームやティラミスを飲んでいるような感覚にはなりませんでした。「エッグコーヒー」ならぬ、「えっぐいコーヒー」というのが感想です。