一応、新年度というわけで

 4月からは一応、新年度というわけで、新入社員や新入学の話題で盛り上がり、「さあ、新しいスタートだ!」といった気分です。サラリーマン時代には毎年繰り返される区切りなのですが、珈琲屋になると必ずしもそんな気分にはなりません。そこで、気持も新たに焙煎しようと考え、定休日を利用して焙煎機のメンテナンスを行うことにしました。

 日頃行っている煙突掃除の他に、攪拌シャフトを外してパンチング穴から落ちる細かなゴミを取り除き、冷却箱の点検口を開いてコーヒーの油やカスを綺麗にします。さらに、冷却ファンをモーターベースごと外してファンを掃除し、排気ダンパーからサイクロンまでのダクトをブラシでゴシゴシと掃除しました。

 一通り掃除をして周りを見渡すと、床には細かなチリやホコリが一杯です。気が付けば着ていたシャツも黒くなっています。おかしなもので、服が汚れたのを見ると急に「掃除したぞ!」って気分になるのが不思議です。ちょっとだけ自己満足して焙煎機の掃除を終えるのでした。

 これからも長く付き合う「相棒」なので、定期的なメンテナンスを怠らないようにしたいものです。今はマニュアルを見ながらの作業ですが、近いうちに焙煎機メーカーで直接指導を受ける予定ですから、もっと細かな部分も手入れしたいと思います。

 ちょっとした新年度のスタートです。