花粉症にコーヒーは効く?

 

 今日は朝からクシャミが続いています。クシャミをすれば鼻水が出て、鼻をかめば又クシャミがでるという無限ループのような状態になり、たまらず掛かりつけのお医者さんから処方された、漢方薬「小青龍湯」に手を伸ばしました。こうした状態が2月上旬から5月中旬まで続くため、花粉症の春は薬が手放せません。 

 そんな花粉症にコーヒーが効く?といった情報もあり、コーヒーを毎日飲んでいる者として気になるところです。調べてみると、コーヒーが花粉症に良いとされる理由としては、コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールなどの成分が良いとされ、カフェインに自律神経を刺激する作用があって、過剰になった免疫システムを抑制したり、炎症を鎮静させたりする働きなどもあるといわれているのです。
 また、コーヒーに含まれるポリフェノールにも抗酸化作用など、花粉症に効く作用があると考えられているうえ、コーヒーの香り成分にもリラックス効果があり、花粉症の抑制に香りのアロマが良いというのです。

 ただし、コーヒーには花粉症に効くさまざまな効果がある反面、コーヒーに加えて味を調えるフレッシュには、トランス脂肪酸がたくさん含まれているために、免疫力の低下などを招いてしまいかねないとか、砂糖の過剰摂取も逆効果になるとか。でも、フレッシュも砂糖も入れないで飲んでいる私には、どうも納得できる説明とはいえません。

 全日本コーヒー協会のホームページでも、「アレルギー疾患を、コーヒーが緩和する?」と題して、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬学系)炎症薬物学研究室の准教授、杉本幸雄さんの研究を紹介し、コーヒーが含むポリフェノールの一種「クロロゲン酸」の実験データが示されていますが、正直「どれだけ飲めばいいかいな!」といった気分です。

 そこで、以前から読んでいる医学博士 旦部幸博氏の百珈苑BLOGでは、『コーヒーとアレルギー』の項目の中で、「アレルギーに関しては、コーヒーそのものがアレルギーを起こさなくても、花粉症その他のアレルギー症状を悪化させるのではないかという指摘があります。ただ、これについては今のところ医学的にきちんとした報告はないようで、よく判らないのが現状です。カフェインにはテオフィリンと同様に気道拡張作用があるため、ぜんそくの症状を緩和させるなど抗アレルギー的な作用があることが報告されているので、少なくともコーヒーやカフェインが単純にアレルギーに対して良くないということはなく、むしろ抗アレルギー薬として使われるケースもあるということは知っておいていただきたいところです。」と記されており、花粉症を緩和する可能性があるというところでしょうか。

 実際のところ、私自身がコーヒーにそういった効果があるとは感じておらず、今後も漢方薬「小青龍湯」のお世話になることでしょう。