春を告げる

 今朝、庭で洗濯物を干している妻が、窓越しで私に呼びかけているので外に出ると、「ウグイスが鳴いているよ!」と喜んで話しかけてきました。確かに青空の下、竹林の方からハッキリとした鳴き声が聞こえます。「ホ~ホケキョ」と。いつもなら練習している過程も寝室から聞こえてきたのですが、今年の春はいきなりで少し驚きでしたが、やはり春を告げるウグイスの声はいいものです。

 ウグイスは別名を「春告鳥」や「報春鳥」と言われたり、「梅と鶯」という言葉通りに、春に咲く梅の開花時期に合わせて鳴くことから、古来、歌詩や絵画に使われてきました。自宅の梅の花は未だ咲いていませんが、昨年訪れた岐阜梅林公園の「ぎふ梅まつり」は3月10日、11日に行われたり、名古屋市農業センターの「しだれ梅まつり」は既に開催中で、3月21日まで行われます。もう少し暖かくなったら出かけてみたいものです。

 この時期になるとコーヒー専門店でも「春の〇〇ブレンド」といった商品が登場し、春だから春にちなんだコーヒーでも飲もうかと、思わず商品を手に取りたくなります。けれど、これって売る側の戦略に上手くのせられてる訳で、そのコーヒーを飲めば春を感じるかといえば、???なんだろうと思います。実際、各社のブレンド内容を見てみると、A社(ブラジル、グアテマラ、他、)、B社(コスタリカの3種類)、C社(パナマ、エチオピア、グアテマラ)といったように、それぞれの主観でブレンドされるのですから、飲む側の気分や感覚でも捉え方が違ってくるはずです。あ

 私自身も、朝と昼では飲みたいコーヒーは違いますし、晴れた日と雨の日の気分次第で好みが異なります。大切なのは様々なコーヒーを飲んでみて、自分に合ったコーヒーを見つけ出すことが良いと思うのです。他人が感じた春を受け入れるのではなく、自分自身で「私の春」を見つけるのもいいもんです!