PUNTO PUNTA(プントプンタ)

 火曜日を臨時休業にして、焙煎機メーカー主催の「開業者向けカッピングセミナー」に参加するため、定休日の月曜日に余裕を持って前泊することにしました。そこで、かねてから探していたコロンビア料理を提供するお店punto punta(プントプンタ)に向かうため恵比寿駅にを降りたのです。
 さて、降りてはみたものの右も左も初めて見る景色で不安になり、あらかじめ印刷しておいた地図を頼りに歩き始めます。路地を何度もウロチョロしていると、何とか事前に調べたお店の看板が見え、ドアを開けると若い男性が迎え入れてくれます。

 この店の店主は、コロンビア人の母と日本人の父を持つハーフ方のアキラさんで、食材の多くをコロンビアから調達し、お母さんが手作りで仕込んだ料理が自慢の店です。内装も現地の物で装飾されて、まさに扉を開けた途端に別の世界に入り込んだような気分になります。さっそくカウンターに座って話していると、徐々に常連さんがカウンターに座り出し、中年男性4人で楽しい会話が始まりました。

頂いたコロンビア料理はEmpanada(エンパナーダ)
 ラテンアメリカの国々ではどの国でも見られる揚げ餃子のような形のパン「エンパナーダ」。大きさは小さいものから菓子パンのように大きなものまで様々。トウモロコシ生地に、鶏肉、チーズ、ひき肉などの具材が入ったものです。

Arepa(アレパ)
 すり潰したトウモロコシを成形して揚げたもので、中にチーズが入っています。メイン料理の付け合わせなどに登場します。

 コロンビアではアヒというサルサと一緒に食べるのが定番で、自家製のサルサで美味しく食べました。口の中にトウモロコシの香りが広がる感じが、異国の料理を感じさせます。

Andes Papas (アンデスポテト)
 アンデス山脈で育ったジャガイモの原種が海を渡りヨーロッパを経て日本に渡来し、そして現在のジャガイモへと変貌したわけですがこの味が日本のものと一味違うんです。これもサルサを付けて食べます。

Ajiaco(アヒアコ)
 首都ボゴタの名物料理で、3種類のじゃがいもをトロトロに煮込んだスープです。鶏と生クリーム、ケッパー、アボガドが添えられています。

 楽しい会話と美味しい料理に調子づいて、ついついお酒も飲んでしまいました。これは、コロンビアを代表するお酒のAGUARDIENTE NTIOQUENO
で、サトウキビを原料とする蒸留酒のアルコル度数29度の強いお酒なんだとか。アニスで香りづけした口当たりの良いお酒で、ソーダで割って薄くしてもらいました。