小枝・シロノワール味を食べる

 

 今朝、コンビニで雑誌を購入してレジの方へ向かうと、見慣れないチョコ菓子が目に留まりました。よく見ると、森永製菓とコメダ珈琲店がコラボした、『小枝・シロノワール味』のようです。偶然にも今日から2月末までの期間限定商品だったので、「期間限定」に弱い私は思わず買ってしまいました。

 どうも、コメダ創業50周年を記念したイベントの一環らしく、各店舗では特別デザインのお得なコーヒーチケットの販売や、コーヒーチケットに付けられたシリアルナンバーで景品が当たるサービス、コーヒー類6品の二杯目半額での提供もあるようです。別にコメダ珈琲店の回し者でもないのですが、情報収集という意味で把握しておきました。

 もっとも、私はコメダのコーヒーが飲めなくなって久しいので、コーヒーには特に関心がなく、シロノワール味の小枝に興味があるので早速食べてみることに。熱々デニッシュパン+冷々ソフトクリーム+シロップの組み合わせは、ソフトクリーム&デニッシュ風味のホワイトチョコで表現し、ビスケットとパフでサクサク食感を出したそうですが、当然ですが似ても似つかぬチョコ菓子です。やはり小枝は小枝なのですから、シロノワールはコメダ珈琲店で食べたいものです。

 コメダといえば、アジア系の投資ファンドが入ってから株式上場するなど、著しい成長を遂げています。多くのコーヒーチェーンがセルフサービスでオフィス街を中心に展開しているのに対して、コメダは昔ながらに客席まで運ぶフルサービスを提供し、主に住宅地に出店しています。その形態を真似た店舗も登場し、マサキ珈琲やミヤマ珈琲のように真似したくなるくらい魅力的なのかもしれません。

  コメダはいうまでもなく喫茶店ですが、その本質は飲食店プラスアルファにあり、「懇談の場」という付加価値が存在することは確かです。自家焙煎店とは一線を画すのかもしれませんが、メニュー構成や営業活動などの経営に関しては、参考にすべき点があるように思います。単にコーヒーを飲むだけなら、コンビニの100円コーヒーや、缶コーヒーの自動販売機も全国津々浦々にあるのに、コメダが選択されている事実を理解したうえで、自身の店舗経営を進めていく必要があるのです。

  そんな事を考えながら、『小枝・シロノワール味』を味わうのでした。美味しいコーヒーを飲みながら。