時間旅行へ

 『時を刻む鐘が響いてる 過去と未來行き交う町 零れては消える時の中 繋いだ手温もり覚えている

変わらぬものは何もない 喜び悲しみ移ろうとき 溢れて零れる涙の後には
柔らかな光照らすでしょう

新しいときの始まりに 一杯に風を受け帆を上げる 貴方と飛び立つ時間旅行 大きな船に乗って』これは、2008年11月27日に発売されたニンテンドーDS用ゲームソフト、『レイトン教授と最後の時間旅行』の中で使用された、アン・サリー作詞作曲「時間旅行」の歌詞の一部です。

 とはいっても、ゲームを全くしない私には初めて聴いた曲なのですが、YouTubeで聴くと染み入るような歌声に何度も聴いてしまいます。同じように、この歌詞に魅了された御夫婦が営む小さなコーヒーとパンの店「時間旅行」が多治見市にあります。今日は以前から訪問しようと思ってた「時間旅行」へ行ってきました。

 別にタイムトラベラーでもないので、ドアを開けても異次元の世界へ行くことは出来ませんでしたが、自分の店とは異なり若い女性やカップルが似合いそうな雰囲気の店内です。現にカウンターには、「まめ蔵」には来店されないモデルのような女性が座り、コーヒーを楽しんでいる光景はファッション誌を見ているようでした。おじさんにとっては、ある意味異次元に迷い込んだのと同じかもしれません。

 マスターにネルで淹れてもらったマンデリンを飲みながら、コーヒーの話や店名の由来などの話をし、妻へのお土産にマスターの奥さんが作った焼きたてのパンを購入しましたが、4月には多治見市池田町へ移転されるそうなので、この店舗での訪問は最初で最後になりそうです。移転後は自宅兼店舗で再開されるので、次回は新たしいお店を訪問しようと思っています。