シュトレン

 

 今週は天候の悪い日が続くため、土曜日に予定していた自宅の生け垣の手入れと、店舗前の花壇の受け替えが出来なくなりそうです。繰り延べていくと年が明けてしまうので、何とかしなければと頭を悩ませています。今日も気温が上がらず、テレビでは12月上旬の気温だとか、秋を楽しむ間もなく冬になりそうです。

 冬といえばクリスマスをイメージさせるイルミネーションが点灯されたり、パン屋さんの店頭には「シュトレン」が並び始めました。この「シュトレン」は、ドイツ菓子として日本でもすっかり認知度が上がったクリスマス限定のお菓子で、発祥の地はドレスデンと言われているなど諸説があります。いずれにしても、ドイツとオランダでは伝統的にクリスマスに食べられる物で、その時期で売られるものはクリスマスのシュトレンと言われています。10年も前には見かけなかった物ですが、今では当たり前のように店頭に並び、コーヒーと同じように、新しいものを取り入れる日本人の柔軟性には驚かされますね。

 シュトレンとは、もともと坑道や地下道の意味。トンネルの形に似ているからこの名がついたと言われています。真っ白でやわらかな粉砂糖に覆われた外観は、幼子イエスを包むおくるみに見立てられることも多いようですが、そのレシピについては本場ドイツでも様々存在します。以前から一度作りたいと思って、シュトレン用の小さな型を用意していたので、この機会に朝から焼いてみることにしました。

事前に、ドライフルーツやナッツ類をブランデーに漬け込んでいましたが、何せシュトレンを作るのは初めてなので、凝った物は作れないため、いっぱい具材を入れて混ぜるだけという、「男のシュトレン」って感じの雑な物になりました。粉糖でまぶすと中身が見えないからよく見えます。後は、しばらく常温で寝かせて来週末にはカットして味見をしてみましょう。食べれそうなら、コーヒーのお供に提供します。さて、どうなるでしょうか。