好みの変化

 5月から、販売しているコーヒー豆の入れ替えを行ったり、9月からは数量限定の豆を取り入れたこともあって、久しぶりに月別のコーヒー豆購入数順位を調べてみました。なんとなく想像していただけのものが、こうして表にしてみるとお客様の好みの変化が見て取れます。

 新しく販売を行ったパプアニューギニアが比較的コンスタントに出るようになり、これまで定番だったブレンドから特定産地へ移行する様子など、いわゆる「お気に入り」が徐々に固定されてきた感があります。また、昨年末に限定販売したコスタリカのブラックハニーを、商社の取り扱い開始に合わせて販売しましたが、予想以上に人気があり驚いています。既に商社では販売終了となっているため、手元の在庫は11月中旬でなくなりそうです。

 お客様の好みに合わせてより多くの品揃えをしたいと思っていますが、現在の販売量ではこれ以上増やすことが出来ず、限られた品揃えの中からバリエーションを考えなければなりません。年間通りして提供できる豆と期間限定の特定の豆を組み合わせ、お客様が一年を通じて楽しめる商品構成に頭を捻ることになります。

 しかし、基本的には自分が飲んでみたいと思う気持ちを大切にし、興味を持って豆探しをしたと思っています。そうして選んだ豆を「お客様にも知ってもらいたい」という欲求が、お店を続けるエネルギーなるからです。