湯ったりしたい

 週末の繁忙もあってゆっくりしたいところでしたが、今日は母親とともに病院へ行く日です。朝から混み合っていたために、帰る時には11時を過ぎてしまいました。その後、買い物と郵便局へ行き、お店に戻って商品棚を埋めるべく焙煎を始めます。同時にクッキーも焼いて明日の営業に備えるのでした。
 ある程度目ぼしがついたところで切り上げて、久しぶりにテラスゲート土岐にある温泉施設「よりみち温泉」に行くことにしました。この温泉施設は、NEXCO中日本開発株式会社が運営し、@nifty温泉年間ランキング2016で岐阜県第1位 (全国総合BEST30入賞)に選ばれたようです。そんなこともあってか、月曜の午後3時にも関わらず駐車場はいっぱいで、館内も「何でこんな時間にいるの?」と思うほどの混雑ぶりです。湯ったり気分で疲れを取りたいところでしたが、芋洗い状態にかえって疲れが倍増した感じです。
 温泉に入った後は、隣にある地域連携施設「まちゆい」を覗きます。ここも、NEXCO中日本グループが運営する施設で、地域の特産品販売や情報発信の場として運営されていますが、温泉施設と打って変わって閑散とした館内は対照的でした。以前リニューアルしたこともあって、テナントとして入っていた店舗も異なるため、ぐるりと見渡した後にカフェスペースで一息いれます。ホテルのロビーのような落ちつた雰囲気の中、コーヒーをオーダーしました。
 注文したプレミアムコーヒーを飲みながら、店内に置かれた雑誌presidentを読んでいると、意外にも温泉施設より落ち着くではないですか。コーヒーカップとソーサーは地元下石町の窯元『カネコ小兵製陶所』の「ぎやまん」で、美濃焼の伝統である織部釉を現代風にアレンジした「利休グリーン」は、ガラスのような輝き放ち、深い緑が高級感を味あわせてくれます。さすが一杯700円(おつまみ無し)です。
 出かけた時間も関係するのでしょうが、お客さんの少なさは想像以上でした。「東濃地域の観光に、アウトレットでのお買い物の帰りに、身近な人へちょっと気の利いたプレゼントやお土産を探しに、もちろん普段使いにも。 土岐をぷらぷらする拠点として、ぜひまちゆいをご利用ください。」というのがキャッチフレーズなのに、これで土岐をぷらぷらする拠点になるんだろうかと思いながら施設を後にしたのでした。
 結局、充分に湯ったりすることもなく定休日は終わったのです。