ダボコロcooking

 コーヒーと一緒に食べるお菓子といえば、クッキー、チョコレート、ケーキ、柿の種なんて直ぐに浮かびます。人によっては、これが一番合うってのもあるでしょうが、コーヒー原産地といわれるエチオピアにも定番の物があります。それは「ダボコロ」です。

 エチオピアでは、来客があった際に行うコーヒーセレモニーで、欠かせないお菓子の一つが「ダボコロ」。ダボはアムハラ語パン、コロは、穀物(豆)という意味です。細長いダボコロは麦の形、三角形は穀物(豆)の形を表しています。都会では買って済ませる人が多くなったようですが、地方では家庭で手作りが主流だそうです。ダボコロは、「はなむけの菓子」とも呼ばれ、家族や友人が長旅にでるときに持たせます。「その土地に慣れるまで、ダボコロを食べて元気を出してね。」という意味だそうです。

 そこで、今日の「本日のコーヒー」をエチオピアにしたのに合わせ、「ダボコロ」を作ってみました。下記にレシピを載せましたので面白半分に作ってみてください。

■材料■

小麦小麦粉  225g
砂糖    大さじ1
塩    小さじ1/2
水    100ml
サラダ油 大さじ1.5

揚げ油 適量
打ち粉 少々

①材料を混ぜて、よく練る
 ボウルに材料を入れ、分量の水を少しずつ加えます。5、6分よく練り、滑らかで、少し固めの生地をつくります。
②生地を切り分ける
 生地を6等分に切り分け、生地を麺棒で一つずつ丸く伸ばし、1.5cmくらいの幅で細長く切っていきます。
③生地をひも状に伸ばす
 生地を手で転がしながら、直径4-5mmくらいのひも状に伸ばします。
④生地を切る
 調理ばさみや包丁を使って、豆を表す(三角形)と穀物(麦の形)の2つの形を作ります。※調理ばさみを斜め平行に切ると麦の形、斜めに交互に切ると三角形になります。
⑤調理する
 調理方法は、油で揚げる、から煎りの2通りあります。お好きな方を試してください。どちらも、きつね色になる色づく手前で火を止めるのがコツです。手前で止めると、余熱でちょうどよい仕上がりになります。※お店ではオーブンで焼いてみました。

 エチオピアのお菓子ですが、材料にスパイスを使いう訳でもなく、小麦粉をベースにしているので違和感なく食べられます。「おかき」や「スナック菓子」のような感じで、意外に後を引きますね。