コーヒーを好きという人

 定休日の朝、焙煎を終えてから美濃加茂市まで出かけ、コクウ珈琲で昨日から開催されている催事「コーヒーを好きということ」を見に行ってきました。

 西尾市に店を構える自家焙煎珈琲店「フレーバーコーヒー」の店主である

 中川正志さんが、コーヒーを好きということから生まれた、素晴らしい発明や珍品奇品を展示するこの催事、以前から知っている人にとっては懐かしい作品や、現在取り組んでいるアイデア作品(商品)が上品に鎮座しています。

 催事場であるコクウ珈琲が落ち着いた店内であることや、美術館のように作品を展示する手法の中で、見覚えのある工作物が並ぶ光景は、中川さんの顔が浮かんでしまって、思わずクスッと笑みがこぼれてしまいます。

 まるで作業場のようなフレーバーコーヒーの店内からは想像できない工芸品の扱いで、作品の解説文がウンチクたっぷりに盛り上げており、このキャップが確かに「秘宝館」ぽくっていい!そして、壁に飾られた写真パネルがNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」みたいで、さらに笑みがこぼれてしまう。

 断っておきますが、この笑みは嬉しさの笑みなんです。ここまで中川さんを持ち上げていただき、ただただ嬉しくなってしまうのです。個人的には中川さんの人形を置いてほしいくらいなんですがネ。催事のタイトルも「コーヒーを好きという人」にしてもらいたい。なぜなら、展示された作品群は中川さんのキャラクターだから生まれるものであり、そのキャラクター全てが「フレーバーコーヒー」なのだと思うから。

 なお、この催事は7月2日(日)までなので、興味のある方は覗いてほしいものです。