お利口ハニーと、おバカなハニー

 昨日は、開店早々カウンターに座られたお客様へ水を出すため製氷機を開けたとたん、「ギクッ!」と腰に違和感を覚えました。長年の経験から「やっちまった!」と後悔しながら、テーブルに手を添えながら恐る恐る腰を上げます。ギックリ腰です。日頃の運動不足と週末からの疲労が重なり腰痛となって現れたようです。

 そんな苦痛に耐えながら、何とか閉店まで持ちこたえようとしていた時、「お利口ハニー」を持って来店されたお客様がありました。そうです、先週フレーバーコーヒーで紹介していたカスカラ漬けのコーヒーを焙煎した人です。その製法を模倣してしてコスタリカの豆で試したものの、「何だかな~?!」という気分の工程と焙煎を体験し、一人「おバカなハニー」を面白がっていた私でしたが、いきなり本家の焙煎豆を差し出され、「この印籠が目に入らぬか~!」ごとくやられた訳です。本当は黄門様一人で格さん助さんはいませんから、やんわり渡されたのですがね。

 本家か模倣かはさておき、カウンター越しにコーヒーについての話題は尽きず、最後はコーヒーから離れて痔病の話へと訳のわからぬ展開となりましたが、お客様が帰られた後で「お利口ハニー」と「おバカなハニー」の飲み比べをしてみました。お利口ハニーは柔らかい口当たりで、おバカなハニーはやんちゃ丸出しで口の中で暴れています。大きな違いがあるものの、飲み終わった後にカスカラの香りが残り香として共に感じられ、「面白いわ~。」と一人腰痛を我慢しながら楽しんだしだいです。

 昨晩は地元の接骨院で整体をしてもらい、ロキソニン配合のテープで安静にして眠りにつき、今朝はコルセットを装着してサイボーグのようなギクシャクした動きをしながら、焙煎とハンドピックをしています。後は無事に一日を終えられることを願うばかり。