公民館講座

 今年に入ってから市内の泉西公民館より、公民館講座で初めてコーヒーに関する自主講座を行いたいので、講師を担当してもらえないかというお話をいただきました。正直、新米の珈琲屋さんだし、コーヒーに関する知識は多少あるものの、経験も浅い自分が講師を担当して良いものか迷ったのです。けれど、コーヒーについて一から学んだ経験や、様々なセミナーへ参加した体験を生かして、コーヒーを楽しむ時間を提供することなら出来ると考えてお受けしました。

 そんな公民館講座の案内文が5月15日の公民館だよりに掲載されましたが、市内各地の公民館には担当エリアがあって、私の住んでいる場所には泉西公民館の公民館だよりが配布されませんでした。そして、配布から一週間経過した今日の昼に公民館の担当者から電話があり、「定員をオーバーしましたが、増やせますか?」という問い合わせに、少々驚いたしだいです。驚いた理由は名前も知られておらず、店名も出していないことと、参加費用が公民館講座にしては高めに設定したからです。嬉しい悲鳴ですが、参加者への対応可能人数は12名が限度(これでも厳しい)なので、案内文どおり抽選にしていただきました。

 講座の内容については事前に計画案を公民館へ提出し、コーヒーの基礎知識と様々な抽出方法の中から手軽なペーパードリップを選び、ハンドドリップを通して産地別や精製方法の違いによって味の違いを体験してもらいます。できればコーヒー豆の品種、温度や水などの違いも試したいのですが、限られた時間内でどこまで消化しきれるのか心配な点もあります。

 そして、計画では抽出に使用するドリッパーをハリオのV60を考えていましたが、見直そうと思い始めています。多くのコーヒーセミナーで使用するドリッパーはメリタ、カリタ、ハリオを使用していますが、自分らしい抽出はやっぱり松屋式なので、普段から使用している松屋式の金枠を試してみたいのです。

 準備期間も短いのですが、軌道修正をしながら現実的な方法を探してみます。参加者が楽しめるようなアイデアで。