母の日ではないですが

 開業から年に数回イベント案内状を出していますが、その際に使用する葉書にはコーヒーを題材にした絵手紙を載せています。裏面全体であったり、表面下部であったり、PR部分を少なくDMのイメージを感じないものにしようと思っています。

 そんなんでは宣伝にならないと思われるかもしれませんが、それでも構わないのです。「まめ蔵」が印象に残ることが最大の目的なのですから。また絵手紙が届いたという記憶は回を重ねるごとに増し、まめ蔵という珈琲屋の存在を認知させてくれます。新参者で知名度もない店なのですから、長く続けていくことで信頼を得る事しかありません。それが自分らしいと思っているのです。

 そんな絵手紙を出し始めたのはサラリーマン時代の時です。転勤を繰り返して土岐市内へ異動になった時に、日頃からお世話になっている方へ「母の日」に絵手紙を書いて届けていました。5月に入ると60枚ほどを全て手書きで書いていたのですが、4年目から画像を郵便はがきに印刷するという手抜きで済ませてしまいます。手元に残っている画像が8枚なので、11年間「母の日」の絵手紙を続けたことになりますか。手抜きの印刷でしたが絵手紙の効果は実感しており、珈琲屋を始める際にも書こうと決めていたのです。

 母の日ではないですが、以前に母の日に合わせて出していた気持ちを思い、感謝の想いを葉書に込めて出しています。伝わるとか伝わらないかを気にしないで、今の自分に出来ることを形にして。