食品衛生責任者講習会

 今日は午後から保健所による年に一回の食品衛生責任者講習会でした。今回で3回目の受講となりますが、講習会の内容の中心は食中毒の防止についてです。昨年はノロウイルスによる食中毒防止で、今年はカンピロバクターについてでした。過去20年間に発生した食中毒の原因は、このノロウイルスとカンピロバクターが主原因であり、サルモネアや腸炎ビブリオについては、冷蔵・冷凍技術や店舗の機器が発達したことで減少の一途のようです。

 過去の事例や感染防止対策などの説明がありましたが、コーヒーを中心に焼き菓子を提供していることから、ランチや軽食を提供している店舗と比較すると多少気が楽なことはあるものの、妻が感染管理に関わる仕事をしていることから気が抜けません。週末にお店にやってきては所々チェックを入れる妻に、感謝すべきところを煙たがってしまう自分に反省です。

 講習会の後半は必ず「あんしんフード君」という食品衛生協会が強く勧める業務上の保険(正しくは共済制度)の話です。こんな事例がありました。裁判起こされても、休業補償も大丈夫って話。厚生労働省の天下り組織が運営する共済制度なので、講習会の中でも一番力が入っているんじゃないか?と思うくらい詳しく事例を紹介されます。でも、いったい講習会に出席する事業所の中で何割くらいが加入しているんだろうか?掛金はそれほど高くはないのだけれど、加入状況が気になりました。たぶん、加入が少ないから一生懸命に話すんでしょうね。