カットバック(剪定)

 お店で扱っているグアテマラのカルメン農園のティピカについて、生豆商社より、『毎年高品質のマイクロロットを生産しているカルメン農園ですが、このたびオーナーさんが交代し、大規模な剪定がおこなわれた、とのことです。その為、23年はコーヒーの実の収穫ができません。今弊社で扱っているクロップのあと、しばらくはカルメン農園のコーヒーが飲めないという事です。』といった連絡がありました。

 剪定を行う目的は勢いの衰えたコーヒーの木を蘇らせるために行うことですから、その後にしっかりとコーヒーの実を付けてくれるものだと思います。剪定方法には色々あるようですが、今回の場合はカットバックと呼ばれるものだと考えられ、画像のハワイの山岸コーヒー農園が行ったような、30cm前後の高さから枝を切ってしまうのです。このままでは枯れてしまうのではないかと心配するほどの光景ですね。けれど、翌年には新芽が出てきて勢いよく成長するそうです。

 こうしたカットバック(剪定)は収穫量を確保するために農園の1/3程度に分けて行うことが多いのですが、今回のように23年はコーヒーの実の収穫ができないということは、かなり大規模に行うのでしょう。

 お店で扱っているティピカの在庫は数か月分あるので、当面はこれまでどうり販売していきますが、在庫が無くなれば終了となります。他の産地のティピカを扱うかはまだ決めていませんが、ゆっくりと考えていきます。