しだれ梅まつり

 先日、いつも来店されるお客様から、名古屋市天白区にある名古屋市農業センターの「しだれ梅まつり」を紹介されました。そこで、今日は朝から農業センターへ出かけ、満開となった12品種700本のしだれ梅が咲き誇る園内を散策してきました。

 この農業センターは昭和40年に開設され、農業技術の研究および指導が行われるほか、敷地内に牛や羊などが放牧飼育されており、意外に知られていませんが、名古屋コーチンの雛の最大生産地としての側面を持っています。

 また近年では、農業公園としての役割も強くなり、花壇や散策路が整備され市民の憩いの場となっているだけではなく、春になるとしだれ梅が咲き誇り、国内有数のしだれ梅の名所としても知られているのです。梅の名所は全国に数多くありますが、しだれ梅がこの規模で咲く場所というのはなかなかないようです。梅の開花時期には周辺の道路が平日であっても渋滞を起こすほどの盛況となりますが、開園前に行けば空いているだろうと思い、今日は早めに行って正解でした。

 園内の散策していると竹林横に茶席が用意されており、うぐいす餅と一緒にお抹茶を頂いて、梅を眺めながら春を満喫したのでした。周辺が住宅や商業施設が囲む中、ここだけは特別な空間になっており、名古屋市内にいることを忘れさせてくれます。