今朝起きたら屋根が真白くなった街並みが見え、「冬に逆戻りか?」と思ってしまいました。けれど、お店で開店準備をしている頃には雪は消えてしまい、いつもどうりの街並みにもどります。春にはもう少し時間がかかりそうです。
そんな事を考えながら桜のロールケーキを焼き、マンデリンを焙煎して一息入れます。今日は久しぶりにマンデリンをコーヒープランジャーを使って淹れてみました。使用したのは深煎りのマンデリンで、焙煎から一週間ほど経過している飲み頃です。表面にコーヒーオイルが染み出しはじめているので、カップの表面にも薄くオイル分が浮いており、普段淹れている松屋式のスッキリとしたコーヒーと違ってコクが増し、口当たりも柔らかです。肌寒い日本にいながら、気分だけは季節が真逆なニュージーランドといったところです。
なぜニュージーランドかというと、この抽出器具は世界中で色々な呼び名があるからです。日本ではコーヒープレスとかフレンチプレスと呼ばれていますが、イタリアでは「カフェッティエラ ア スタントゥッフォ」、アメリカとカナダでは「フレンチプレス」や「コーヒープレス」、でもフランスでは「メリオール」って言ったり、ニュージーランドやオーストラリアでは「コーヒープランジャー」と言ったりと様々です。
だから、今日は「コーヒープランジャー」って呼び名を使うことで、気分だけでもニュージーランドの家庭で飲んだ気分に浸っていた訳です。旅費も時間も無い替りの妄想での世界旅行ということになります。実際にお店を利用される方の中にはコーヒープランジャーを使う方もあり、同じコーヒー豆でも違う味わいを楽しまれているのですから、想像すると楽しくなりますね。
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あべちゃん (木曜日, 09 3月 2017 08:10)
コーヒープランジャーって何だろう?と、思っていたら
偶然にも、生協のチラシの美味しいコーヒーを淹れようコーナーに
コーヒープレスが載ってました!
奥が深いですね…