格付けチェック

 芸能人が様々な「高級品」と「安物」二つから「高級品」を当てる人気番組があります。私の家族も大好きで、「高級品」を見事に当てる人を見ながら、「普段から高級品だらけの生活しているんだろうね。」なんて言ったり、外れた人には「見かけ倒しだね。」などど適当な事を言って楽しんでいます。

 実際のところ、味覚や感性なんてものは訓練されなければ育つはずもなく、大方の人には区別ができないものなので、時々お店でコーヒーの試飲当てなどもやってみるのですが、おおむね答えは半々といったところです。面白いことに、「どちらが好きですか?」という質問に対しても、答えはは半々になったりするものですから、味覚や好みの感覚と言うものは違いがあって当然ではないでしょうか。むしろ、「○○牛で100g9,000円の肉です。」とか、「○○億円のバイオリンです。」といったブランド名や形容詞で感じ方が変わってしまうものかもしれません。

 コーヒーにも「バリスタチャンピオン○○監修」、「炭火焙煎」、「直火焙煎」なんてのもありまして、それだけで「美味しいそう」という先入観念が、「刷り込まれてしまうものです。特に「炭火」ってのは日本人が心くすぐられる言葉らしく、焼き鳥や鰻のイメージから必ず良いイメージがついてしまいます。コーヒーの焙煎を行っている中規模の焙煎所の方からも、遠赤外線の効果でコーヒー豆がムラがなく焙煎できることは何度か聞いていますが、美味しさに大きな変化はないとも聞きました。むしろ、「売りやすさ」はメリット大きいそうです。

 「高級品」か「安物」で格付けするのはナンセンスで、自分が「美味しい」と感じるか、「美味しくない」と感じるかで評価するのがいいんじゃないかなって思います。その「美味しい」を探すお手伝いをするのが自分の役目だし、お店に存在しないなら他のお店を紹介しても良いと考えています。全てを満足する品ぞろえは不可能ですからね。