お昼にランチを出していないので、この時間帯は時間に余裕があります。普段は不足した豆の焙煎を行ったり、クッキーやビスコッティを焼いたりと時間を有効に使うのですが、今日は来店いただいたお客様に手網焙煎を体験してもらいました。
焙煎機の横に簡易テーブルを設置し、換気扇の下にガスコンロを置いて、銀杏煎りに入れたコーヒー生豆をシャカシャカしながら振ってもらいます。10分少々振り続けるため根気のいる作業になりますが、5分ほど経過すると黄色く色づきはじめ、8分過ぎた頃からパチパチと音を立て始めます。これが一ハゼです。さらに振り続けると今度はピチピチと小さな音がして二ハゼになります。二ハゼが始まり煙が多く出始め、香ばしい香りが漂った頃に焙煎を終了し冷却します。隣にある焙煎機の冷却装置を使用して無地終了。
生豆の状態で50gだったものが焙煎後は41gと82%に軽くなると同時に、豆の大きさも2周り程大きくなりました。ただ、コーヒーらしい色をしているのですが、煎りムラも目立っているので、均等に熱が加わるように上手く振り続けることが容易でないことが分かります。
このあと、焙煎したての豆でコーヒーを淹れて試飲してもらいました。煎りムラがあったものの、意外に美味しく飲めたので喜んでいただけたようです。試飲に使用しなかった豆は特製パッケージに入れ、手網焙煎の記念にお持ち帰りいただいたのでした。
こうしたイベントも日頃から行えると良いのですが、何せ一人で切り盛りしているため、今日のような時間に余裕のある時しか行えないのが実情です。けれど、こうしたコーヒーの楽しみ方をご案内することも大切だと考えているので、今後も出来るだけ実施していこうと思っています。
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あべちゃん (火曜日, 31 1月 2017 08:01)
まめなマスターの、ブログが途絶えてます?
風邪でも、ひかれたのでは…?
心配してしまいます(毎日読んでいるファンより…)