千代保稲荷へ

 祝日の月曜日、定休日を利用して、妻と岐阜県海津市にある「おちょぼさん」の愛称の千代保稲荷へ初詣に行ってきました。早朝に出かけたこともあり、渋滞に巻き込まれることもなく到着しましたが、参道にはすでに多くの参拝者で賑やかです。

 毎回決まった場所でお清めし、お供えの油げとローソクを買ってお参りします。お参りの後には、これまた毎回決まったコースで、漬物屋で味見とお茶を飲みながら漬物を物色、母親への土産も兼ねて駄菓子と草餅も購入し、ローカルコマーシャルで有名な串カツの店を通り抜け、入り口近くの串カツ屋でソースと味噌の串カツ、それにドテ串を食べるのでした。

 千代保稲荷神社は、京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷とともに、日本三大稲荷の一つともいわれることもあるのですが、全国的にはほとんど知られていません。けれど、東海地方ではメチャクチャ有名で、毎月月末の日の夜から翌日1日の明け方にかけ、夜通しで"月並祭"という縁日が開催されることで有名で、朝方まで営業しているお店も多く、それはもう賑やかな祭りなんです。年末年始にかけての月並祭では、毎年テレビなどでも取り上げられています。

 「おちょぼさん」へは開業する前から年に数回訪れていたのですが、珈琲屋を始めてからは毎年購入する熊手を少しだけ大きい物にしました。もっとも、熊手が大きいからご利益があるとは限りませんので、本当に小さな物なのです。欲はかきすぎると良くないですからね。