コーヒー豆の販売

 珈琲屋として将来も続けていくため、正月休みを利用して、コーヒー豆の月別販売データを調べてみました。こんなデータ管理ができるのも、レジシステムを使用しているおかげなんです。

 昨年の5月から営業を開始しましたので、昨年と比べることが出来ない月もありますが、概ね前年実績を上回りコーヒー豆を購入いただいています。夏場の需要落ち込みは珈琲屋に共通するもので、多くの店が水出しコーヒーやリキッドタイプの販売など、売上を補完する取り組みを行っておられます。けれど、今以上に多品種の商品構成にするには一人で対応できない上に、喫茶スペースの運営にもマイナスになると考えており、当面は現在のやり方を続けていこうと思っています。

 経営全体を考えれば、コーヒー豆の売上は理想の5割を占めるまではいかないので、コーヒー豆の販売だけに目をやるだけでなく、お店を利用していただける全ての方を対象に、喜んでいただけるような店づくりに心がけねばなりません。でも、正直いって、何となくコーヒー豆が昨年よりも売れるような感じになっていたものが、こうしてグラフになって明らかになると嬉しいものです。

 コーヒーの販売が増えているということは、当初からの目標である「家庭で美味しいコーヒーを楽しんでもらいたい。」に近づけることです。コーヒーは本来家庭で飲まれるものであり、誰かのためにコーヒーを淹れる時間を作り、誰かとともに楽しむ時間を過ごすことになります。コーヒーを通して心豊かな暮らしができることを知ってもらい、家族の会話が少しでも広がったり、産地へ思いを馳せてもらえることを願いながら、今年もより多くの方に美味しいコーヒーを届けたいと思うのでした。