ぶらり豊田市へ(1)

 

 定休日を利用して、ぶらり豊田市へドライブです。目的は豊田市内を流れる逢妻女川(あいづまめがわ)の、天王橋(丸根町)から男橋(宮上町)間(約450m)の両岸の土手に咲く彼岸花です。毎年9月中旬~下旬に見頃となるため、思い切って出かけてみたのです。
 ここの彼岸花は、逢妻地域の有志によって平成83月から15年以上かけて、逢妻女川の土手に植付けを行ってきたもので、豊田市の「わくわく事業」補助金を受けて、約150万本に増やしたそうです。

 真っ赤に色付いた彼岸花を見ながら散歩したり、重そうなカメラをぶら下げて写真撮影をする人など、平日にも関わらず多くの人たちが訪れていました。私は安いデジカメでパチリです。

 中には白い彼岸花も植えられており、その場所だけが異色を放っていました。田んぼの土手に植えたものや、土葬の時代にお墓に植えたりしていた彼岸花ですが、これら人為的に植えられたものは、それぞれ目的があり、田んぼの土手の場合は、ネズミやモグラなど田んぼを荒らす動物が、彼岸花の鱗茎の毒を嫌って避けるように、墓地の場合は土葬後に 動物によって掘り荒されるのを防ぐためのようです。

 綺麗だけど何か悲しさを誘う彼岸花ですが、こうした群生地を見ると鮮やかで見ごたえがあります。愛知県内には半田市の矢勝川も有名ですが、全国的には埼玉県日高市にある巾着田には、500万本の群生地があるそうで、臨時列車が出されるほどの観光地だそうです。一度は行ってみたいものです。