もっと知りたい

 焙煎体験のために道具を用意したり、説明用の資料を作っています。昨日も300g用の焙煎プロファイル(標準サンプル)を作るためにデータを取っていました。普段500g以上しか焙煎しないため、外気温や釜の余熱等の影響を受けやすい少量焙煎の場合は、少しの温度管理で大きな変化が起きやすいためです。

 そうした準備をするのは体験者に楽しんでもらいたいという想いだけではなく、自分自身も再度学ぶ時間を作りたいからなのです。これまで参考にしてきた本を読み返したり、文字として資料を作成することで、なんとなく理解していたものや忘れかけていた内容を明確にさせてくれます。

 調べていると学習意欲が湧いてきます。学生時代にこんな学習意欲があれば、もっと違った人生があったんじゃないかと思うのですが、「事既に遅し」であります。今だから湧いてくる意欲というものもある訳で、過去を振り返っても意味のない事なのに、ちょっと後ろ向きになるのが悪いクセ。

 しかし、知りたいという気持はあるものの、学ぶ機会にはなかなか恵まれません。東京や神戸といった都市部で開催されるセミナーの情報を知るにつけ、サラリーマン時代ならい躊躇せず行っていたのに、今ではお客様に迷惑をかけてしまうので安易に臨時休業にできません。変なストレスが生まれてきます。

 そんな事もあり、9月に開催されるSCAJのイベントに今年も出かけることにしました。東京での開催なので一泊したいところですが、早起きして日帰りで行く予定です。