えっ!寫楽!?

 閉店後の片付けをして帰ってくると、「ちょっと来て」と呼ばれて何だか様子がおかしい。いきなり一升瓶を持たされて写メを撮られた。???どうも一日早い父の日のプレゼントのようだが、お酒が苦手なことを知っている娘にしては不思議な行動だった。

 プレゼントにもらったのは、福島県会津若松市にある宮泉銘醸㈱の純米吟醸酒「寫楽」です。娘が東京に行った際、今までに飲んだことのない「寫楽」に出会って気に入り、福島に住む友人に頼んで酒蔵まで買いに行ってもらったお酒だそうです。だから、いきなり写メを撮って、その友人に証拠として送ったらしいのです。

 お酒の方は、会津産米五百万石を使用し、イタリア産白ワインを思わせる切れと上品な香りです。ネット通販の文言を使うなら、「しぼりたてのフレッシュ感、上品で爽やかな果実系の含み香、やわらかくまるい口当たり、なめらかで含んだ後は切れが良い喉越し、ふくよかな旨みを全て逃すことなく、瓶に詰め込みました。」ということでしょうか。確かに美味しいのですが、お酒の弱い私は、お猪口に三杯飲んだだけでソファーに寝転んでダウンしてしまいました。
 結局、喜んで飲んだのは娘と妻だったような、びっくりした父の日のプレゼントとなりましたが、ダウンするまでは気持ちよくなれたので良しとしましょうか。だけど、あの一升瓶を空けるのはいつになることか?