私の松屋式の原点、西尾市まで。

 お店を始めようと思った数年前、コーヒーに関する様々なことに興味を持ち、色んな場所へ直接出かけました。「先ず自分の目で確かめる!」というのが迷った時の行動指針にしているので、抽出方法に関しても、サイフォン、エスプレッソ、ペーパドリップと取り扱っている専門の場所を探し、東京や大阪、横浜、名古屋と疑問に思えば出かけたものです。

 そうした経験から、お店で行う抽出方法をペーパードリップに決め、松屋式という方法で行うことを決めたのですが、そのきっかけとなったのが愛知県西尾市にある「フレーバーコーヒー」でした。このお店は自家焙煎コーヒーの専門店で小売りと卸を行っている所、店内でも一応飲むことができますが、一見すると作業場のようで珈琲屋さんには見えません。

 この西尾市の珈琲屋さんに興味を持ったのは、動画配信のユーストリームを定期的に行い、蓄積された動画がYutubeで見ることができたからです。コーヒーをこよなく愛していることがホームページにも表れており、

「ぼくの仕事はコーヒーを売ることです。だけどそれだけではありません。」
「コーヒーの焙煎や抽出を教えることも仕事だし・・
 コーヒーを研究することも仕事です
 コーヒーを世間に広めることも仕事だし・・・
 コーヒーに関するうそをただすのも仕事だと思っています
 とにかく・・・コーヒーが好きなんです」

という言葉通り、一度お店を訪問すれば店主の魅了にはまってしまう人柄でした。

 そのホームページに掲載されている松屋式の抽出方法を見て、現在お店での抽出方法を決めた原点のような場所が「フレーバーコーヒー」なのです。ただ、直接指導を仰いだ訳ではないので、相手方は全く知らないのですがネ。実は、そのお店に昨日、一年振りに訪問してきました。開店から1年が経過したこともあり、初心に帰るつもりで、店主のコーヒーに対する情熱を感じるのが目的でした。楽しいひと時を過ごしながら、美味しいコーヒーを飲ませていただきました。