早くも節分

 年齢のせいなのか、時の過ぎる速さに追い付いていけない私ですが、もう2月の節分を迎えました。ありがたいことに、毎日コーヒー豆を買いに来ていただけるお客様に恵まれ、焙煎する日々を楽しんでいます。

 今年も節分行事を行うため、柊鰯(ひいらぎいわし)といって柊と鰯の頭で作ったお飾り(?)を玄関に飾っています。今回は母親が庭の柊で準備してくれました。でも、鰯の頭がちょっと下過ぎるようですが。

 柊鰯(ひいらぎいわし)はこの地方では一般的で、スーパーには鰯とともに柊も売られています。臭いの強い鰯の頭や柊のように尖ったものは、古くから魔除けや厄除けとして用いられ、「門守(かどもり)」といって御守の類を門口に飾り、おまじないとする風習として行われています。

 子供の頃に聞いた昔話では、 鰯の頭を焼いて、その臭いと煙で鬼が近寄る事が出来ないようにし、それでも、鬼が中に入ろうとすると柊のトゲが目を刺すとか、鰯の頭を焼いた煙で鬼をおびき出して、柊のトゲで鬼の目を刺して追い返す。といった内容だったと記憶しています。なんか鬼が可哀そうになるような話ですね。

 豆まきは家族そろって行っており、我が家の恒例行事として出来るだけ続けていきたいものです。