ラブドリ夫婦化プロジェクト

 日本家庭用レギュラーコーヒー工業会が日本愛妻家協会とのコラボして、「ラブドリ夫婦化プロジェクト」なるものを始めました。「ラブドリ」とは、同会が提唱する概念のことで、大切な人に愛をこめてレギュラーコーヒーをドリップする行為を指すようです。「ラブドリ夫婦化プロジェクト」は、コーヒーを夫婦間のコミュニケーションツールとして位置づけ、「特に夫から妻にレギュラーコーヒーを淹れることで夫婦関係が「ホッと」したものになり、世界がもっと良くなるはず」という理念で活動し、「ラブドリ夫婦」を世の中に増やしていくことを目的としているんだとか。
 私としては、毎朝妻にコーヒーを淹れている訳ですから、今更「ラブドリ夫婦」なんて言われても違和感があるんですが、家庭でコーヒー淹れて飲む習慣は、夫が妻にであっても、妻が夫にでも関係なく夫婦関係にとって良いことであり、そんな姿を見ている家族にとっても良い習慣だと思います。喫茶店ではなく豆売りの珈琲屋として営業しているのも、そうした家庭で飲む習慣を応援したいと考えているからです。
 プロジェクトの中では「ラブドリ夫婦・テミル五原則」というのがあります。
一、買ってミル 二人で選ぶ一つの味
二、挽いてミル 惹かれあう二人の共同作業
三、祈ってミル フィルター折って、仲なおり
四、淹れてミル ゆっくりじっくり愛を抽出
五、飲んでミル 二人だけの会話の時間
 ここまでくるとお節介な感じがしないでもありません。世の中には色々な夫婦が存在する訳で、「余計なお世話!」と言われてしまうかもしれませんね。プロジェクトでは若い夫婦がモデルになっていましたから、これでいいのかもしれませんが、熟年夫婦にはそれぞれの五原則なんてのもあるのでは?興味のある方は一度プロジェクトの内容を覗いてみては!