土岐市社会福祉大会

 今日は土岐市社会福祉大会へ手話通訳者として、土岐市総合福祉センターに行ってきました。同時に、手話サークル会員の被表彰者としても出席したのですが、私の席は空席のまま、司会者後ろの通訳者席が定位置となってます。

 福祉大会は例年通りに表彰状及び感謝状の贈呈の他、社会福祉協議会会長はじめとする、挨拶や祝辞があるのですが、分かりやすくて、まとまりのある話をされる方や、早口で取り留めのない内容のものまで、手話通訳をしている者としては内容を把握しながら表現しているので、話の上手い下手が良く分ってしまいます。言葉で人を引き付けるのは本当に難しいものですね。

 後半は、岐阜県レクリエーション協会の会長さん(私を太らせた感じ)が「笑顔は心と体のエネルギー」と題して講演され、笑顔の必要性や効果など説明された後、実際に簡単な遊びを通じてレクリエーションの楽しさを伝えられました。通常の講演通訳と異なり、傍聴していた聴覚障害者の方にゲームのルールやタイミングを伝えなければならず、理解しているかを顔色を伺いながらの手話通訳となり、いつもと違った体験でかえってリラックスしてできた感じがします。

 いつも思う事なのですが、ボランティア活動を行っている方々のほとんどが60歳以上(実際はそれ以上)の顔ぶれで、老々介護ではありませんが、福祉の充実を謳っていても、それを担う人材が少なく高齢化が進むなど、現状は変わらないような気がします。中高生の若年層の参加もあるのですが、ボランティア活動をすれば内申書の評価が良くなるからと参加する人もあるようで、多くの課題が残されたままのような気がしてなりません。