カウンターの中から

 カウンターの中から見える店内はこんな感じです。入口ドアの小窓から駐車場に入る車が見え、焙煎機やコーヒー豆などの商品が確認でき、カウンターにお座りになるお客様に接客しながら、テーブルやソファーの様子が見えるようになっています。一人で行うには丁度良い配置で、設計の相談をしてくれた友人には感謝するばかりです。

 そんなカウンターの中からお客様をお迎えするのですが、「うわ!コーヒーの香りがする!」といった声が多く聞こえます。珈琲屋なのですから当然なんですが、近ごろでは喫茶店に入ってもコーヒーの香りがしないので、意外と新鮮に感じられるようですね。「煎りたて、挽きたて、淹れたて」を普通に提供することが珈琲屋の基本だと思っているので、ここに来れば当たり前の感覚になってもらえればうれしいですね。

 色々なお客様と接することで日々の幸せを感じるばかりですが、一番うれしいのが、休日に妻がやってきてカウンターに座りコーヒーを淹れる時です。家で毎朝淹れているのと違って、お店で淹れる瞬間に「こんな光景を夢見てたんだな~」って

浸れるんです。

 これから色々な光景をカウンターの中から見ることになると思うと、始めて良かったと思えるのです。