七夕の夜

 七夕の夜ですが、あいにくの天気で星空を眺めることができませんでした。考えてみたら長年七夕飾りをするものの、七夕の夜に星空を眺めた記憶がないな~。

 ちなみに、七夕の星、おりひめ(織女星)、ひこぼし(牽牛星)は、それぞれ、こと座の1等星ベガ、わし座の1等星アルタイルの事を指します。この二つの星は夏の夜の明るい天の川をはさんで輝いているのですが、正気、プラネタリウムで説明を聞いたくらいで、実際に確認したことはないのです。星に興味がなくなったんでしょうね。

 ところで、先日七夕飾りをしていた時、妻が「七夕さま」の童謡を口ずさみながら歌詞の意味を尋ねてきました。

 童謡『七夕さま』 作詞:権藤花代・林柳波 作曲:下総皖一

1.ささの葉 サラサラ
  のきばに ゆれる
  お星さま キラキラ
  金銀砂子(すなご)

2.五色(ごしき)の たんざく
  わたしが 書いた
  お星さま キラキラ
  空から 見てる

 「のきば」というのは、漢字にすると「軒端」になり、早い話「軒先」ですから分かりやすいですが、「金銀砂子」って難しい言い回しですよね。妻もこの部分を質問してきましたが、丁度、朝のラジオで説明していたので自慢げに答えました。 

 「砂子」は「砂粉」とかいわれ、金箔、銀箔を細かくして粉状にしたもののことで、伝統工芸品などに使われているものです。蒔絵やふすま絵、色紙などに吹きつけて、装飾をおこなうものなんです。当時は、とても高価なもので、それこそ、
金箔、銀箔の粉を散りばめたように、光り輝いていると表現しているのかもしれません。今では、そんな星空を見ることもなくなりましたね。

 先日と今日は10数年ぶりに友人と再会することができました。年齢を重ねた姿に年月を感じましたが、これも、七夕のご利益なんでしょうかね?でも、男性ばかりだから七夕とは関係ないのかも。でも、とてもいい再会が出来ました。