人に支えられて

 東京薬科大学名誉教授・岡希太郎先生の著書『珈琲一杯の薬理学』(岡希太郎 著・医薬経済社)を原作に「珈琲一杯の元気」として、フルデジタルマンガ制作の技術を使って、PCで作画しされたマンガを手すき時間に読んでみました。

 これを読むと、コーヒーの効能が次から次へと紹介されますが、必ず飲みすぎにはマイナス効果もあることが記載され、適度に飲用することが望ましいことが分かります。これは体に良いとされるもの全てに共通することで、バランスの良い食生活が良いに決まっています。

 お客様の中にも「コーヒーは健康にいいんだって」と会話される光景を目にしますが、そもそもコーヒーの飲用の歴史をみれば、体に悪い物ではないことは明らかなのです。でも、嗜好品であるコーヒーを「健康のため」に飲むのではなく、「美味しいと思うから」飲むことのほうがいいな~。だって、「あったかいんだから~♪」ではないですは、心がホッとして癒される瞬間のほうが元気になる気がするんですから。

 今日も初めて来店する方が何名もお見えになりましたが、その多くが友人知人からの紹介でした。そうした人に支えられ、少しずつでもコーヒーを楽しむ場として定着できればと思っています。今は人に支えられてばかりいますが、将来は支える側になりたいと思って始めたお店です。焦らず続けて癒しの場所になれたらと考えています。それこそ、「珈琲一杯の元気」を提供したいものです。