豆が無い!

 開店当日の朝、店の前にはお祝いの花が並びます。店の中にはさらに多くの名花々が次々と届けられ、花が似合わない私は、どこに身を置いて良いのやらといったところです。せっかくなので玄関で記念撮影!

 そんな呑気なことが出来るのも朝までです。地元の方や友人知人が途切れなく来店され、相変わらずのテンヤワンヤの様相となってしまいました。家族の応援が無ければ、店を回していけない現実を思い知らされますね。

 そんな中でも、コーヒー豆の販売が予想を超えてしまい、とうとう在庫切れの商品が多数出てしまいました。珈琲屋にコーヒー豆がないなんていう情けない状態に愕然としてしまいます。また、地元の若い方(20代から40代)がコーヒー豆のみを購入しに訪れていただけたことに驚きました。この町にもコーヒーを自宅で淹れて楽しむ方が意外に多い事が嬉しくなり、店をオープンさせて良かったと思えたと同時に「あの人たちのために」と頑張れます。

 そんな状態だったので、閉店時間を5時までとして、5種類の豆を焙煎しながらシフォンケーキを2個焼いて、明日の準備を行いましたが、このままでは明日もさらに悲惨な結果になるのではないかと考え、明日の営業時間も短縮する計画です。

 疲れましたが、コーヒー好きのお客様との会話を楽しむことができ、心地よい疲れとなりました。