プレオープンその1

 プレオープンで店舗の近所の方や、サラリーマン時代にお世話になった方を招いてのプレオープンです。入口には娘に書いてもらったPOPを置き、ドアノブには貸切中のプレートを掲げて準備です。今日は妻と娘二人が協力してくれるので、多少心に余裕が持てそうです。

 予定時間よりも早くやってきたのは元同僚。気楽な相手でリラックスして始まりましたが、10時過ぎには次々と来店されパニック状態!すべての方にシフォンケーキかロールケーキを付けているので、盛り付けを担当している娘たちは焦ってしまいます。オーダーを聞くことも忘れてしまうほどです。そんな光景を見ながら、予想していたこととはいえ、せっかく来店いただいたのに申し訳ない気持ちで一杯です。一人ひとりにご挨拶をしたいところでしたが、申し訳ありません。

 プレオープンの目的は、シュミレーションどうりに接客できるのか、具体的な問題点はないのか等を検証する場でもあります。喜んでいただいたものもあれば、「な~んだこんなものか」とがっかりされた部分もあるでしょうが、一番の課題は「一人で接客できるのか?」に尽きます。今日のように家族の応援がある日は良いのですが、基本的には一人で店を回すことになるので、メニュー構成や営業時間、物品の配置などを見直す必要があります。そして、焙煎豆の種類をどのように提供するかです。最初という事もあって何種類も準備しましたが、認知や飲用習慣によって購入される種類に偏りがあります。店の顔としての商品構成も必要です。本オープンまでにどこまで修正できるのかな。う~ん、頭が痛い!

 応援に入ってくれた家族も慣れないことで疲労困憊のようです。好きでやっている私と違って疲れるだろうな~。一番感謝しなければいけない家族に、どやって報いましょう。