美味しいコーヒーは家庭にある

 「美味しいコーヒーは家庭にある」なんていうと、お店に誰も来ないんではないかと心配されてしまいますね。だから、コーヒー豆の販売を行うのです。

 実際、多くの喫茶店やカフェに行ったのですが、美味しいと感じたお店はほんの一握りしかありませんでした。毎朝、妻と一緒に飲むために淹れているコーヒーは美味しいのです。

 美味しいコーヒーの条件は、

1.焙煎して間もない新鮮ないコーヒー豆であること。

2.淹れる分だけを計量してミルで挽くこと。

3.ドリップしたてを飲むこと。

 意外に簡単なことです。細かく言えば、焙煎度合に合わせた温度や豆選びなんかもありますが、上の3つさえきちんと行えば、喫茶店やカフェのコーヒーを超える味になるはずです。もちろんお店には家庭にない雰囲気を味わうことはできますし、お金さえ払えばサービスを受けることができるので楽ちんですよね。

 でも、本来コーヒーの飲用習慣は家庭で飲むことで培われてきました。母が我が子に淹れる、妻が夫に淹れる、私は妻に淹れる、そんな姿には人が自然に癒しのエッセンスを加えていますし、声に出ない感謝やなにげない会話を生み出します。本当にリラックスできるのは、やはり家庭なのだと思います。味覚に大きな影響を与える要素は家庭にあるのです。

 「家庭がうまくいっていないから」って!だったらなおさら家庭で飲むべきです。うまくいく答えは外にあるのではなく、家庭の中にあるのですから。コーヒーって本来そうした関係を良くする効果のある、手軽な癒しの飲み物なのですから。