節分行事

 「季節を分ける」ことを意味していると言われる節分。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらい行事の一つが豆まきです。
 元々は中国の風習が、伝わってきたもので、昔、京都に鬼が出たときに、毘沙門天(びしゃもんてん)という神様のお告げで、豆を鬼の目に投げつけたところ、鬼を退治できたというお話から節分には豆をまくようになったそうです。子どもの頃は、炒った大豆をまいていたのですが、今では便利なパック販売の商品を利用しています。(これのほうが食べやすいですしね)

 また、西日本の地域では、昔から節分に鰯(いわし)の頭を ひいらぎの枝に刺して、家の門などに飾る 「節分いわし」の風習があり、この地方でも長年行われています。鬼がいわしのにおいと 「鬼の目突き」と言われる柊(ひいらぎ)のトゲを見て逃げ出すんだそうです。魔除けの意味があるそうで、我が家では玄関の左右に二か所、裏口に一か所飾っています。

 子供が小さかった時は、亡くなった父が鬼役をしていましたが、今では鬼役もなしで、外に向かって悪霊を追い払っています。今年は、妻の病気が早く治って元気になるように、力を込めて豆まきを行いました。