竹の子ポロシャツ

 土岐手話サークル竹の子が40周年を迎えるということで、記念のポロシャツを作ることになりました。通訳時や普段着に使用できるように、記念ロゴを左肩に小さく入れるデザインです。事務局ということで、申込書作りと取りまとめを依頼されたので、夜なべして作ってみました。

 考えてみると、竹の子の40年のうち、休眠期間を入れて30年以上関わっているんだから、よく続いているもんだと感心してしまいます。人生の半分以上の間、竹の子のメンバーと繋がっているのは、居心地の良い人ばかりだということでしょうか。竹の子の会員だった妻と、今でも仲良く夫婦として続いていることからも、かけがえのないサークルという訳です。

 20代前半に竹の子のメンバーになり、様々なイベントを通じて、社会人としての人間関係や企画実行方法を学び、人前で話すことで、多少面の皮を厚くする訓練もできました。仕事においても随分役立ったと感じています。性別や年代、障がいの有無や種類など、多くの人達と接することで成長できたのではないでしょうか。

 こうしたボランティアサークルの活動では、どの団体にも共通して、「若い人の参加が得られない」という課題が存在します。平成21年の全国社会福祉協議会の調べでは、ボランティア団体の構成員の6割以上が60代ということです。価値観や若者の行動様式、ボランティア活動に対する誤解など多くの理由があるのでしょうが、自分たちが継続していくことで、その存在価値が出てくるんじゃないかと考えています。