芸術の秋

 台風19号の過ぎ去った後、朝夕の寒さが気になり、秋を感じる季節になりました。そんな訳で、芸術の秋よろしく、セラミックパークMINOで行われている、国際陶磁器フェスティバル美濃に行ってきました。このイベントは、1986年に第1回を開催後、3年に1度開催されるトリエンナーレとして継続的に開催され、2014年の開催で第10回を迎えます。陶磁器のデザイン・文化の国際的な交流を通じて、更なる陶磁器産業の発展と文化の高揚を目的として「土と炎の国際交流」をテーマに開催されています。

 私は地元ということで、初回から毎回見に行っていますが、正直盛り上がりがなくなっている感が否めません。メイン会場が総合体育館からセラミックパークMINOに移ったのもあるかもしれませんが、平面的な展示スペースになってしまって、ワクワク感がありません。イベントカレンダーを見ると、各地で秋に行われる行事も併記されていますが、このイベントとのつながりが読み取れませんでした。

 もう一つは、イラストレーターらによる展覧会、「第5回トライ・アーツ・クラブ展『童話と名曲の世界』」を瑞浪市地域交流センター「ときわ」で見てきました。10月30日まで行われる6人展で、今回で5回目となり、テーマは2つ、宮沢賢治の童話をテーマにした作品と、クラシックの名曲をテーマにした作品が並びます。色鉛筆や、アクリル、CGアートなど、
それぞれの作家さんが得意とする技法で描いた作品17点が展示されています。

 個人的には、中山尚子さんのイラストが好きなので、今回も楽しみに見てきました。4年ほど前に見た「宮沢賢治の世界」のイラストが気に入り、その後も何度か中山さんの作品を見てきましたが、やっぱり、やさしく奥深い愛情を感じる作品は素晴らしかった。お店に飾りたいんですが、オギソ画材の店主に聞いたら、「高っかいよ!」と脅されたので、チャリティ販売されていた葉書を購入して我慢してきました。