豆工房探訪

 多治見市に新しく「豆工房 コーヒーロースト多治見店」が出店したので覗いてみました。この店舗は、株式会社コーヒーローストのグループ店だそうです。開店したばかりと言うことでホームページにも登録されていませんでしたが、他の店舗同様に、同一規格のレイアウトと商品陳列になっており、同社開発と言う、直火型の小型焙煎機を5台ほど設置して、注文を受けてから焙煎する仕組みです。

 店舗販売のみで、店内の試飲はあるもののカフェとしての機能がないため、都会と違って東濃地方での販売量がどの程度なのかが気になりました。これから時々覗いて、お客様の利用動向を見てみたいものです。自分とは多少形態が異なるものの、新鮮な焙煎豆の提供と言う共通点には興味津々ですね。

 焙煎機はサンプルロースターのような簡単な仕組みで、温度計も排気装置もありません。豆の状態を確認して煎り止めしていましたが、冷却装置は焙煎した豆を入れた四角形のザルを直接載せる吸引器がありました。ただ、複数の注文を受けた場合に、最大5台の焙煎機をほぼ同時に稼働することになります。意図的に煎り止め時間をずらすために、火力を調節するため、同一の色合いでも焙煎具合が異なるのではないかと気になりました。また、ブレンドはあらかじめ生豆の段階から複数種の豆が混ぜてあり、混合焙煎をすることとなるため、この点も気になります。

 色々気になるところですが、焙煎したての高品質コーヒー豆を割と低価格で販売されており、この地域の方々が美味しいコーヒーに気づいてくれたらいいと期待しています。株式会社コーヒーローストの販売プロセスは、

1. 世界の美味しいコーヒー生豆を紹介。

2. お好みに焙煎して美味しいコーヒーを提供。

3. 美味しく抽出のコーヒー教室を実演。

4. コーヒーのプロショップとしてコーヒー文化を普及。

5. 地域密着型の販売。

 だそうです、地域全体として美味しいコーヒーの拡大につながれば、家庭での「お家カフェ」がさらに増えて、楽しいコーヒライフになるのではと感じました。