法事と下呂温泉

 

 土曜日は妻の実家の法事ということで、二人そろって出かけていきました。お寺で法事を済ませて、午後からは親兄弟の夫婦で下呂温泉に向かい、旅館での宴席となりました。早い話、お酒が飲みたい家族なので、こういう機会が度々あるおかげで、娘婿というのも忘れ楽しめるのです。

 知ってのとおり、下呂温泉は飛騨川の流域に湧く温泉地で、室町時代京都五山の僧万里集九や、徳川家康から四代の将軍に仕えた儒学者林羅山によって、兵庫の有馬温泉、群馬の草津温泉と並ぶ「日本三名泉のひとつ」と言われる名泉です。温泉街は飛騨川を中心に賑わいを見せ、山里の中に繁華街が急に広がります。

 昨年もこの時期に下呂温泉に行きましたが、今回は観光客の数が増えたように感じました。そして、温泉街を歩く観光客の中に、アジア系の外国人の数が多く見られたのが印象的です。宿泊した小川屋には外国人の姿が見られなかったので、どこのホテルを利用しているのか気になりました。

 温泉街では、色々な場所にお湯が沸き、足湯も何か所かに設置されていますが、神社も下呂温泉神社、さるぼぼ福神社と、他では見られない名所もあります。街を散策しながら、名物の焼きたて「とちの実せんべい」や「しらさぎ物語アイス」を食べながらブラブラするのは、温泉街に遊びに来たという雰囲気を増幅させてくれます。

 これから少しずつ秋が深まってくると、増々賑わいをみせるのではないでしょうか。今回は、少しばかり早く秋を楽しむことができました。