りんごの季節

 

 産直市場でリンゴの「紅玉」が出ていたので、さっそくジャムを作ってみました。ジャムを赤くさせるには、リンゴの皮を入れて煮るとピンクに染まるので、よけいに美味しそうに見えますね。

 紅玉はもともとアメリカ原産のリンゴで、日本には明治時代の初めに入ってきたようです。大きさは200g以下の小玉で名前の通り真っ赤になるリンゴです。かつては一世を風靡し、大量に出回っていた時代がありました。子どもの頃には、紅玉と書いたリンゴ箱が製陶工場の傍らにいっぱいあったものです。けれど、新品種が続々と登場するに従い一時生産する農家が激減しました。近年では、製菓用に紅玉の酸味や果肉の質などが向いているという事で復活してきていますね。

 昔は安い紅玉でしたが、今ではけっこうな値段がついており、今回も小さいのが7個入って398円でしたね。今日はジャムにするために細かく刻みましたが、次回はアップルパイ用にざっくりカットしてみようと思います。ちなみに、妻がそのまま食べて、「すっぱい!!」と言っておりましたが、昔はこれがリンゴだと思って食べてたんだよね。