お値打ち

 今日は設計者と工務店との打ち合わせを行いました。いよいよ見積書を基に具体的な摺合せを行うことになります。設計者のアイデアや建物に対する考え方、工務店の創り手としての想い、そして、私のお店に対する想いを形にすべく、互いに知恵を出し合います。三者ともに良い物を創りたいと思っているのですが、お金の話になるだけに「必ず必要なもの」「あったら良い物」「代替えが効くもの」など、細かく精査をする必要がでてきます。

 「お値打ち」という言葉があります。単に値段が安いことを表すだけでなく、期待以上の満足を得られるという意味も含まれています。私自信も商品を販売する立場になります。商品の原価計算を行って価格を決める訳ですが、その価格が「必要価格」ではなくて、「満足価格」になるように工夫しなければなりません。製菓材料やコーヒー生豆の仕入には、一定以上の品質があって価格の低い商品を探す努力を行っています。そして、そこに自分が手を加えることで、期待以上の商品となる「お値打ち品」を提供したいと考えています。

 とは言え、予算内という条件下では「お値打ち」に手が届くには少々時間をかける必要がありそうですが、また一歩前進というのが正直な感想です。