ビスコッティを焼いてみる

 周知物品用に準備する芳香・消臭袋の不織布に印刷するため、プリンターのイックを購入したついでに、妻からリクエストされたビスコッティの材料のアーモンドも購入し、アーモンドとレーズン入りのビスコッティを焼いてみました。

 イタリアの代表的な焼き菓子であるビスコッティですが、ビスコッティとは、「2度焼いた」という意味のイタリア語で、イタリアの固焼きビスケットのことです。正確には、イタリアはトスカーナ地方の郷土菓子で、カントッチョと呼ばれ親しまれているそうです。この素朴な菓子は、オーブンで焼いたものを、一度取り出して荒熱を取り、その後、一口サイズに裁断したものを、再度(ビス)焼いて(コット)作りますが、水分がほとんどなくなるため、非常に固い反面、長期に保存が効くお菓子です。そのまま食べてもよいのですが、コーヒーやワインに浸して食べるのが通例だとか。母親に試食してもらいましたが、お年寄りには不向きなお菓子ですね。

 イタリアの朝食はかなり軽めで、コーヒーやカプチーノにビスコッティだけという場合も多いらしく。裏を返せば、非常にコーヒーに相性が良い菓子といえそうです。こうした個性的なお菓子をお店で提供するには多少抵抗がありますが、ナッツ類を少なく、アーモンドプードルを足すなどして、サクッとした食感にすれば良いかもしれません。