三病息災

「一病息災」という言葉があり、「持病が一つくらいある方が、無病の人よりも健康に注意し、かえって長生きであるということ」(広辞苑)なのですが、私の場合は現在「三病息災」です。具体的には、高血圧、緑内障、腰痛と中高年が一つは持病として抱えているものです。高血圧と緑内障との付き合いは40代からで、腰痛は20数年になります。実は今週もぎっくり腰になってしまい、ようやくブログが更新できるほどに回復しました。どうやら今回の回復は少々時間がかかっております。
 私の持病にかかわらず、病気の多くは加齢からくるものが多いので、加齢とどう向き合うかであり、余命をどう過ごすかということに繋がってきます。「余命」などという言葉を使うとネガティブに捉えられてしますかもしれませんが、人は必ず終焉を迎えるのです。私にとって、その終焉を早めに意識させたのは妻の入院でした。あたりまえに居る人が傍にいない。もしかしたら今後ずっと。そう思わせた機会があったからこそ、その後の暮らしを後悔しないようにしたいと考え、大切にしてきました。正直、「妻がいなくなったらどうやって生きていこうか」と本当に考えたんです。「余命」をポジティブに考えたことが、今まで踏み出せなかった事への挑戦になったわけですから、私にとっては妻の入院が大きな転機になった訳です。元気な妻を見るたび、感謝と新たな挑戦への意欲が湧いてきます。三病息災といきますように、今後も病と上手くついあっていきたいと思います。